シンガポール駐在中の私が、シンガポールの面白い法律を厳選して紹介します!
シンガポールに住んでいると、日本と違う点はいくらでも見つかります。そして、シンガポールは明るい北朝鮮と呼ばれるほど、法律、規則やルールが厳しい国で有名です。別名でThe fine city = 罰金都市と呼ばれています。罰金以外にもなぜこんなに厳しいの?という規則もあります。
そんなルールが数々あるのですが、その内、特に意味不明に厳しい!という法律を3つに絞りご紹介します。
「家」の中で裸で歩く Pornography charges
そうです。家です。あなたの我が家を開放し、裸で歩いたところをご近所さんに通報されるようなことがあると、 Pornography charges = ワイセツ物陳列による罰金を課せられます。
罰金額は1,000シンガポールドルとなり、約8万円です。
カーテンやドアをきちんと締めて、他人を不快にさせないように、というのが意図なようです。
それにしても、家なんだから良いじゃないか、人の家をわざわざ見る方が悪いので、見なければ解決するのに、と思います。でもシンガポールでは当事者は罰金を取られてしまいます。
22時以降は公共の場で3人以上で集まること禁止!
22時以降に公共の場所で3人以上集まると、国家にとって危険で法律を破る集まりになり得る可能性があるので、3人以上で集まることは禁止だそうです。
念のため同僚に聞くと、複数人から
「どこか遊びに行って、夜に友達と歩いていると警官に止められ、ID(身分証明書)を見せろと言われたことが何度かある。」
と言っていました。夜の10時ってそんなに遅くないと思うんですが、公共の場ではダメだそうです。安全な国を維持するためとはいえ、かなりすごいルールです。
お酒は夜22:30以降は販売禁止!
子供に販売しないというルールとは別です。バーやレストランで飲む分には構いませんが、スーパーやイートイン形式の買って飲む場合は例外なく22:30以降は販売禁止です。どこの国籍でも市民でも旅行者でも関係なくダメです。
私自身もFair Priceという最大手のスーパーで22:35にセルフレジでビールを購入しようとしたところ、赤ランプ表示が出て、買い物カゴから店員に持っていかれ、買えませんでした。
結構最近できたルール(2015年)で、シンガポールの特定の地域でお酒に酔って暴れた暴動があったために、新設された法律です。
ちなみに朝は7時までお酒の販売禁止です。夜はお酒を買わせないを徹底してます。
番外編:他にも色々と罰金ルールがあります。
ガムの販売禁止。電車内での飲食禁止。タバコのポイ捨て禁止。
すべて少なくない罰金が課されます。シンガポールさん、ちょっと厳しくないですか?この辺はそこまで厳しくしなくてもいいんじゃないか、と思いますがシンガポール人に言わせると
「厳しくしないと、収拾がつかないから良くない」
のだそうです。そこまでモラルが低いとは思わないですが、どこの国も色々な方がいますので、わからないでもないです。
まとめ:色々と厳しい故に安全で綺麗で快適な都市
以上の通り、国によってルールや慣習は違うので面白いですね。
何だかんだ言っても、シンガポールはこの厳しい規則に皆が従っている、従わざるを得ないため安全で綺麗な都市を維持していると言っても過言ではないです。物価が高いのもうなずけます。
皆様も、一度旅行にどうぞ。
D20 地球の歩き方 シンガポール 2019〜2020posted with ヨメレバ地球の歩き方編集室
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以上。