部下や後輩を呼んで楽しく飲みたい。コミュニケーションを図りたい。
と言いながら自分が楽しむことが最優先になっていませんか。
そのような飲み会は無駄ですので、すぐやめましょう。
お気づきの方も多いと思います。
ほとんどの飲み会は部下にとってお金と時間の無駄な投資です。
それは会社の飲み会というのは上司による自己満足、自己主張の場であることがほとんどだからです。
なぜか。それは人生において何の利益も生み出さないからです。
こちらを読んでいただければ、無駄な飲み会を生み出さないための知恵を授けます。
そして上司のあなた。
今すぐ、いつもの飲み会へ左側ことはやめて部下の平穏を守りましょう。
何のために部下を誘って飲むのか。自己満足のためではないですか。
私も営業という職業柄もあって、数多くの社内の飲み会に参加してきました。
身近な信頼できる人との飲み会は別ですが、
上司との飲み会はもう99.9%が面白くなく、無駄でした。
なぜか。
それは上司、上長の自己満足の話が多いからです。
自分の話したい話をし、自分が主役でいたいという方が飲み会を先導しているから
に他なりません。
自分から誘っておいて、後輩や部下をいじったり、過去の失敗をネタにする人もいます。
そして、過去の実績の話の繰り返し。会社内のゴシップ話。
上司の皆さん、ここで質問です。それは部下や話し相手が聞きたい話でしょうか。
それはコミュニケーションというものには遠く及びません。
ただの自己満足です。
そして時間を決めずダラダラ飲むことも多く、そんな場は苦痛でしかないことに気づきましょう。
私自身、過去を振り返ってみると社内の飲み会はそのような話ばかりで嫌でした。
そんな飲み会に耐え、笑顔で参加していた自分に表彰状をあげたいとおもいます。
ただ、将来を担う若い世代のために、この悪い流れを断つ必要があり
こちらで伝えることにしました。
そこの上司のあなた、今すぐ飲み会に誘うことをやめましょう。
”話を聞いてもらうことは有料”と心得よ
そもそも話を聞いてもらうことは有料です。
精神科医、カウンセラー、キャバクラと数々の職業は話を聞いてもらうことに
料金を課しています。”聞き手”というのはそれほど貴重な存在ということです。
多くの上司の方々は全くそんな意識は無いようですね。
社内で業務の改善を叫んでいるのであれば、ここはチャンスです。
この意識を改めてください。
聞いてもらうことは有料。
もう一度言います。
望んでいない相手に話を聞いてもらうことは有料という認識です。
部下にいらぬ負荷がかかっているので取り除きましょう。
もし仮に、それでもどうしても部下を誘って飲むのであれば奢るだけでなく、
むしろ余計に払うぐらいの心意気が必要になってきます。
そんな状況でも自慢話を聞かされる部下は苦痛だということを認識してください。
聞かせるなら、その部下が家に帰って面白いYoutube動画の話を聞くよりも
面白くなければなりません。
もうおわかりでしょうが、そんな自分主催の飲み会を振り返って、
自慢話や同じ話を繰り返したり誰かの悪口を言うようになっていれば即刻、
全ての飲み会の機会を中止しましょう。
人生では尊敬している人、大切にしたい人との時間の共有を何より優先
そもそも、あなたが楽しかった飲み会とはどのような飲み会でしょうか。
尊敬する人や、大切な仲間と共に夢を語り合った飲み会ではないですか。
今のあなたはどうですか。自問自答してください。
少しでも疑念を抱いたのであれば、しばらく飲み会を開催するのは控えた方が良いでしょう。
人生は本来、相互に相手を尊重し楽しむものです。
その楽しい人生の障害物になっていませんか。
「いや、俺は理解ある上司だから、部下も楽しんでいる」
というのは大概において実態とは違います。
朝からずっと一緒に職場にいて、会議をした上司といたい人は
あくまで少数しかいません。
では、どうすれば飲み会が無駄にならないか。
結論を言います。
自らが語らず、変な横やりを入れず、ただ聞くのです。
あなたは部下や後輩にこう語っていませんか?
「お客様の声を聞いてこい」
「相手の意見はどうだったのか」
「営業とは話すことじゃない、本音を引き出して聞き出すことが優先だ」と。
そうです。
上司の側が心を開いて、部下の各要望を聞くこと、それを自ら実践してください。
上司の余計な話や武勇伝、実績の話は一切不要です。部下や後輩は全く聞きたくありません。
また、聞いた後に余計なアドバイスもいりません。
そんなアドバイスは不要どころか、心理的な距離を遠ざけるので逆効果です。
信頼関係を築くには相互の尊重が第一です。
飲み会で安易に信頼関係を築こうというのは間違いです。
会社を含む日々の行動が信頼に繋がります。
既に地に落ちてしまっているかもしれない信頼関係。
上司としての信頼回復のためには、繰り返しになりますが下記の5点にご注意し行動してください。
①まず飲み会自体の開催するかどうかを考える
②仮に開催する場合は上司は聞き役に徹する。
③余計なアドバイスは一切不要。求められた場合のみ僅かだけ発動するよう設定しましょう。
④終わる時間を飲む前から決める。誘うときに終了の時間を明示する。
⑤可能な限り誘わない。理想は部下から誘われて始めていくこと
以上が注意点になります。
最後に、
世の中の上司の皆さん。
今こそ、本当の意味で聞く耳を持たれてはいかがでしょうか。
たったそれだけのことで職場の雰囲気が改善することは間違いありません。
以上。