「明日こそは、甘いものを控えて運動しよう」 そう決意したはずなのに、数日後にはなぜか元の生活に戻っている。あるいは、一度は成功して痩せたのに、気づけば以前よりも体重が増えている……。
そんな「ダイエットの無限ループ」に、自分を責めてしまったことはありませんか? (私はなんて意志が弱いんだろう) (また正解から外れてしまった)
でも、ここで一度立ち止まって、自分の中に「やさしいツッコミ」を入れてみます。 そのループ、実はあなたの意志のせいではなく、身体からの「必死のメッセージ」かもしれません。
脳や身体の仕組みから見れば、急激に体重が減ることは、健康や美容の成功ではなく「生命の危機」です。 「ヤバい、食べ物が入ってこないぞ! このままじゃ飢え死にする!」 そう判断した身体は、生存のために省エネモードに切り替え、入ってきたエネルギーを必死に蓄えようとします。
つまり、リバウンドとは「意志の敗北」ではなく、身体があなたを守ろうとして繰り出した「生存戦略」なのです。
(……そう思うと、なんだか自分の身体が、ちょっとお節介で健気な相棒のように見えてきませんか)
私たちは、世の中にある「理想の体型」や「短期間で痩せる正解」という情報に、自分の身体を無理やり当てはめようとしがちです。 でも、身体には身体の、何万年もかけて磨き上げてきた「生き延びるためのセオリー」があります。
その「身体の言い分」を無視して戦いを挑んでも、なかなか勝てるものではありません。
もし、ダイエットの目的が「誰かが決めた正解」に自分を押し込めることではなく、自分の身体と「仲良くすること」だとしたら。
急激な変化で身体を驚かせるのではなく、 「大丈夫だよ、ちゃんと食べているよ」と 身体を安心させながら、ゆっくりと対話をしていく。
一人の完璧なモデルのような「正解」を追いかける世界より、 みんなが「私の身体、ちょっと過剰なくらい必死に守ってくれてるんだな」と、 自分の内側の声に耳を傾けられる場所の方が、 きっと、結果としてみんなが呼吸しやすい世界に繋がっていくはず。
次に、鏡を見て自分を責めそうになったときは、 無理やり自分を「正解」に押し込めるのをやめて、 「私の身体、今はどんな気分?」と、 健気な相棒の言い分を聞くところから始めてみたいと思います。


コメント