10年の沈黙を経て、ようやく見つけた「自分の言葉」
約10年前、私は「好きなことでお金を稼げれば一石二鳥だ」という、よくある副業ブームの波に乗ってブログを始めました。その時はサラリーマンとしての限界を感じ、不労所得を夢見て、安くない指導料を払って「儲け方」を学んだのです。
それが正解だったのか間違いだったかどうか、それはわかりません。商売の基本ともいうべきことは学べました。
実績をどうアピールするか、フロントエンドからバックエンド(ハイエンド)へどう誘導するか。DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を学び、そしてメルマガ業者とも契約しました。金儲けのために、ネット上に「資産」を構築しようと必死だったわけです。
しかし、どうでしょう。形が整えば整うほど、一向に筆が進まなくなりました。今思えば、自分の取り組みに対して疑問があったのです。そして、どうしても行動が起こせない、気づけば10年という歳月が過ぎ去っていました。
その空白の期間、私は時間の許す限り本を乱読しました。ここにはない答えを探していたと言ってもいいかもしれません。幸運なことに、日本の、世界の良書に出会い、中でも行動経済学や認知科学の知見は、私の「世の中を見る目」を、そして「自分自身を見る目」を劇的に変えました。
「今の世の中、少しヘンじゃないか?」 「これは本当に、私たちが心から欲したものなのか?」
一度芽生えた疑念は雪だるま式に膨れ上がり、もう居ても立ってもいられなくなりました。これは世の中の人に疑問を共有し、知ってもらった方が良い。知ることで共に悩み、自分自身の足で立つことの一助になる。それにより世界をほんの少し安心できるいい場所にできると思い、皆に伝えるんだという強い思いに至ったわけです。
そこで私はブログを一から作り直しました。10年経ってようやく、金儲けのための道具ではなく、心から「作りたいもの」「発信したいもの」に出会えたのです。
科学の基本は「疑うこと」です。その本質を見抜こうとすることは、今の社会において極めて重要だと私は信じています。
社会の不都合な事実に光を当てようとするとき、画一的なアルゴリズムの中では、時に言葉が届きにくくなることがあります。
だからこそ、誰にも邪魔されない場所で、自分の言葉を自分の裁量で届け続けるために。静かに、かつ確実にあなたと繋がり続ける手段として、メルマガという場も用意しました。
科学の基本は「疑うこと」です。世の中で起こることの本質を見抜こうとすることは、今の社会において、特に今の世界にとっては重要度が高いように思います。
世の中の「ヘンだ」にやさしくツッコミを入れ、立ち止まる。
その過程を通じて、皆様が世界を理解し、心からの自分自身の思いや考えを取り戻すためのお役に立てれば幸いです。
ひでせろ