インド英語の洗礼。TOEICだけでは対応できない話。

 シンガポールで何人かのシンガポーリアンに

「TOEICって知ってる?」と聞いたところ、

返答は

「SORRY, I DON’T KNOW。」

以上で会話が終わりました。

お聞きします。TOEICを受ける理由は何でしょうか

 こちらを読んでいただいている皆様のTOIECを受ける理由は何でしょうか。TOEICのスコアを上げることでしょうか。それとも本当の意味での英語力を高め、英語を活かすことでしょうか。

もちろん、TOEICのスコアが出世や、留学の前提条件になっていることもあるかと思いますが、「なぜそんなや設定を設けるのか」という視点に立ってみると、「実際に外に出て英語を道具として使える人を育てたい」ということが背景かと思います。

海外の方とのコミュニケーションを英語で取るためには、やはり本当の意味での英語力を高める以外にはありません。どうしても必要ならば試験勉強に費やす時間を無くすため、そのTOEIC必要点数をさらっと取って、卒業してしまってはいかがでしょうか。

実際にTOEIC800点取得済みの大学生にインドで会ったエピソード

私が海外出張中に出会った青年のエピソードを紹介します。

その時の状況:インドの空港で飛行機が何か機体のトラブルで飛ばず、航空会社からのアナウンスを待っていた。そこに空港の係員から私にパスポートの提示を求めてきたので、見せる。私が日本人であることが分かったので、近くの青年(大学生)を連れてきた。そこから話はスタート。


私:(係員に向かって)何の用ですか?
係員:この人が英語がわからないので、状況を通訳してください。
私:OK。(大学生に向かって)あの今、飛行機が故障で飛ばないらしいよ。とりあえず待てって言われてます。代わりの飛行機が出るかどうかも今はわからないみたい。
大学生:あ、そういうことだったんですね。ありがとうございます。ちょっとこっちの英語が全然わからなくて・・。
私:まあ、そうですよね。慣れないとインド英語はなかなか難しいと思う。(そこのオーストラリア人がその直前に大学生に親切に説明してくれてた気がするけど・・・。)
(色々と身の上話をお互いにする)
私:ところで、大学生なら英語はどうなん?
大学生:一応、TOEIC800点なんですよ。でも英語はあまり喋られません。
私:えー、すごい・・!。けどなんで、わからんの?
大学生:やっぱり、実際とテストとは違いますよね。

以上がやり取りです。いかがでしたでしょうか。

 彼は既に800点を取っているので、英語の素地としては素晴らしいです。ただ、そこに至るまでの努力をコミュニケーション能力に向けた方が旅行には役立ったのではないか、と思わざるを得ないのです。

英語を英語のまま理解し世界を広げる

英語を勉強することの真の目的は即席なTOEICスコアアップを目指すのではなく、英語を活かして自分の未来を広げることがゴールになるかと思います。

自分の経験から断言できますが、世界を広げる一つの大きな手段を手に入れることができます。

そして、英語でも情報が入るということは世界の色々な考え方や情報が「そのまま」入ってくるので、何度もカルチャーショックを受けることができます

和訳された海外の情報も大事ですが、目の前で信頼できる人から色々な情報を受けることは素晴らしいことだといつも感じています。

また、英語を英語のままで最初に理解できた時は、本当に色々な意味で感動します。

私はニュージーランドで「HANGOVER」というコメディ映画を映画館で観ましたが、その面白さと自分がそのまま理解できていることに腹を抱えながら涙しました。英語を英語のまま理解できたと自覚できた自分にとっての歴史的な出来事でした。今考えても最高に気持ちのいい瞬間です。日々楽しく勉強したことの結晶と言えます。

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こういった最高の体験は皆さんにも起こりえるわけです。今は映画を英語で理解することはできない方も、必ずできます。TOEIC370点だった人が言うんですから間違いありません。

TOEICだけじゃない、他にも英語力を上げる方法は無限にある

皆様、もう一度考えてください。

TOEICのスコアップに時間を費やすか、本当の意味で英語力をつけたいのか、自分にとって必要である方を選んでください。

こちらのブログではその体験を今も、これからもそれぞれ皆様にシェアしていきます。

真の英語力アップへ私のささやかなご提案を参考頂けましたら幸いです。

以上です。

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