全く英会話ができずTOEIC300点台(27歳当時)から海外駐在員になれたストーリーをどうぞ!
先に結論からお伝えしますが、現時点でTOEICスコアが芳しくなくても、海外で働くチャンスは転がっています。
こちらを読んでいる方に望めば可能なことを伝えたく、こちらの記事を書きました。
実際に英語が流暢かどうかよりも、仕事に真剣に取り組んでくれるかを雇用者に感じさせるの方が重要だと感じています。
正直に言ってTOEICスコアというのは、ただの数字による指標なので、実際のコミュニケーションに役立つかどうかは別の問題です。
スコアだけを重視し、満点でも英語が話せない、という状態を私たちは目指すべきでしょうか。はっきり言って、そこを目指している人はいないと思います。
こちらを読んでいただくとTOEICスコアでは無く、英語でのコミュニケーション能力がつくことで就職/転職する際や自分の世界観を広げることに役立っていることがわかります。
読んでいただいている方の中には海外旅行を楽しみたいという人や外国で活躍したいという気持ちを持ちながら、日本から飛び出すのに「英語」が障害になっている方も多いので、今はかつての私のように英語が出来なくても、それを克服することが可能であることをお伝えしたいと思います。
今回はTOEICスコアをベースに私に起こった人生の変遷を発信していきます。
最初のTOIECスコア370点 大学1年生
大学1年生の時にTOEICで370点を取りました。
大学の単位システムで、470点以上なら1単位が認定されるとのことで、「簡単に単位が取れるかも」という軽い思いでTOEICテストを受けています。自分でもなぜかわかりませんが、英語が「できる」と思っていたので、意気揚々と特段何の準備もせずテストを受けました。が、上記のような結果だったわけです。
つまり世間の評価からすれば全く英語ができないレベルだということを自分自身で認めざるを得ませんでした。
残念ながら、TOEIC370点の結果レポートは残していません、残しても意味が無いからです。
ただ、そのテストレポート中のコメント欄で心に残った記載としては「長文や複雑な文章は理解できない。」ということが書いてあったことです。
放っておいてくれ。
それでも、「まあ、こんなもんか」と感じたのを覚えています。
特筆すべきは、そこで「それを糧に奮起した」ということでもなく、よくある日本の大学生と同じく特に何も思わずその後の4年間を過ごしてしまったことです。
いかに英語ができなかったかについては、詳細記事をどうぞ。
そして時は流れて社会人になり、いったい何がしたいかを真剣に考えるまで英語のことなんてすっかり忘れていたわけです。
そして、色々な思いがめぐり、留学しようと思い立つのですが、その辺の経緯はプロフィールをご覧いただけましたら幸いです。
思い立ってニュージーランド留学帰国後のTOEICスコア680点
そこから話は飛びますが、自分の人生と向き合う中で、どうしても海外営業もしくは、商社、トレーディング会社で働きたくなったことがきっかけで、英語力をつける必要性を感じました。
そして27歳でニュージーランドに留学することを決意。28歳の時から1年2ヶ月に語学留学後、日本に帰国して就職活動をしました。
ちなみにですが、帰ってきてすぐに受けたTOEICテストは680点でした。
自分の中では300点もアップし、素晴らしい進歩だったと思いますが、世の中の「英語ができる」という人たちの基準では大したことが無いというレベルでしょう。
1年2か月も海外にいれば普通は800点近くいくのが普通です。私は何かとテストが得意じゃないようです。
驚くべきことに、この前入ってきた新入社員は海外に留学したことも無いのに既にTOEIC680点ぐらい取っていました。
目標だった英語を使う仕事を得る 面接が英語だった!
帰国後、すぐに仕事がしたいと思っていたので、色々な会社を探索しました。当然、英語を使って営業活動を行う仕事のみに応募しました。
この英語を使う仕事のみに絞って応募するという点はすごく大事です。人間なので、保険で普通の会社を受けておくか、という逃げ道も用意してしまいがちですが、それではせっかく行った語学留学が水の泡になります。
意外にもすぐに、晴れて装置メーカーの「海外営業」として採用されます。複数社受けたのですが、前職が比較的大手だったことと、4年間の営業経験があり、英語が少しできる20代(ギリギリ)だったので比較的早く、そしてサラッと決まってしまいました。
ここで感じたのは英語はあくまでツールであり、以前の会社で培った実績も同じかそれ以上に重視されていたことです。もちろん、海外営業なので多少の英語力は必要最低条件ではありました。
他に言えることは、このときリクルートエージェントという転職斡旋会社を利用しましたが、そちらの会社の対応が良かったからすぐに決まったかもしれません。
この面接当日は当然ですが、面接が英語で自己紹介と英語で複数の質問を受けました。事前にわかっていてもめちゃくちゃ緊張しました。もし、留学を考えられている場合は、留学中にこの場面を想像して勉強されると日々の努力に力が入るかと思います。
結果的にこの会社は働いてみるとパワーハラスメントが日常的で、長時間労働満載のブラック企業でしたが、辞めることができたので自分を鍛えるには良かったのかな、と今では思います。
もちろん、いきなりの海外営業は、商品をプレゼンする機会もあり、ひたすら修行の日々でした。想像して頂けるとわかると思いますが、簡単な電話をするのも最初はドキドキの連続です。
英語を使う場面で代表的なものを挙げると、
- 英語での電話(アポ取り、仕様の確認、装置の説明他)
- 英語メールでのやり取り
- 商談が英語
- 通訳兼営業で海外出張
- 製品出荷前の得意先来社と打合せ、食事、観光への連れ出し
などがあります。特に英語圏のお客様には英語力を鍛えられました。それでもまだまだだと感じています。
さらに思いたって海外の求人票に応募し転職 TOEICスコア提示なし!
そして、その修行を自ら終え退職し、33歳の時に再転職しシンガポールの駐在員になることができました。
そして、この時もリクルートエージェントを利用しました。経験上こちらのエージェントさんはとにかく対応が早いので、テンポよく最終面接、採用まで進みました。
実際に海外で働くために、海外在留で働くということに該当する求人票を探してみると、結構あるんです。
私にとっては、海外向けの求人がかなりの数があることは意外でした。ただ、英語圏で学位があることを望む会社もあるので、私のようにただ語学留学行っただけの人は、そういった会社は自動的に除外されます。
https://beyond-border.me/
試しに見てみ頂くとわかりますが、英語のレベルはそれぞれの職種で違います。
とにかく狭き門かと思いがちですが、色々な職種で、働く意欲のある日本人を求めている会社は確実にあります。しかも英語の成績がそこまで必要ない場合もあります。
皆様も興味があれば一度、見てみてください。
私の場合は、面接を受ける際は書類審査は経歴だけを見られ、英語に関してはTOEICのスコア提示も英語の面接も特にありませんでした。
TOEICはしばらくテストを受けてもいなかったので、どちらにしても提示できなかったのですが。
さて、再転職し駐在員としてシンガポールでの海外生活、職種は同じく営業のため、社内外、私生活全てで英語を使います。
ネイティブの基準でいえば小学生2、3年生ぐらいのレベルであることは自覚していますが、基本的にはどこでも商談ができるようになりました。インド、マレーシア、インドネシア、タイ、台湾が営業活動の中心地です。
あなたも望めば海外で働けます!
上述した通り、私の最新(2009年)のTOEICスコアは680点です。
ただ、そんな私でも英語を仕事で使う駐在員になれました。
その点を自慢するのが目的ではなく、英語への取り組み方などが少しでも皆さんの参考になればと思い、どのように学べば楽しく英語を学べるかをその心構え発信していきます。
「英語さえできれば・・・。」という制限を取り除けるような助けになる英語力アップにつながる情報も出していきます。
他には英語ができたことで得た知見、私が受けたカルチャーショックなエピソードを楽しんで頂ければ幸いです。
最後に、海外から帰ってきてから気づいたのですが、英語学習には脳機能学者の苫米地英人氏の本が役に立ちます。以下に紹介する本は、脳機能の観点からどのような方法が最も有効かが語られています。先にこの本を知っていれば、と思わずにはいられません。
このブログで提案する英語学習法とも重なる部分がありますが、同じ考えがあるということは光栄だと感じています。
英語は逆から学べ!posted with ヨメレバ苫米地英人 フォレスト出版 2008年03月
楽天ブックスで見る Amazonで見る Kindleで見る
最後にこのブログはヒトデブログさんの記事を100%参考にして始めることが出来ました。感謝をこめてリンクを貼らせて頂きます。
以上。