結論から:
海外に駐在を含めて長期滞在が決まった方、すぐに国政選挙に参加できる登録をしましょう。
大使館での登録書提出から在外投票券受け取るまで3か月ほどかかります。
驚くべきことに在外選挙登録には申請から3か月かかります。
デジタル化全盛時代になり久しいですが海外から投票できる登録するには3か月もかかります。
一体なぜかは聞かないでください。全くわかりません。
おそらくですが飛脚の方が海外から直接に日本のお役所にお届けしているからでしょう。
確認もあるので、大目に見て申請から登録完了まで3時間かなと思いきや3か月です。
世界最先端のAIが不正を防ぐべく大活躍している、というストーリーでは
無さそうです。
なぜわざわざ投票したいのにできないという悲劇を避けてほしい、
そしてブログに書こうと思ったのは2017年の衆院選に遡ります。
シンガポール駐在。投票したくてもできなかった2019年参院選
2019年の選挙は投票できませんでした。
私の認識内に日本の国外から投票する=在外投票するのに登録が必要、
だということはわかっていました。だから、余裕を持って行ったんですよ。
ちゃんと事前に申請に行きましたよ、2019年の投票が始まる2週間前に。
そうすると日本大使館の窓口で、
「登録には約3か月かかりますので」
と絶望的な一言を聞きました。
もちろん大使館の人に罪はありません。
システムに罪があるのです。
そもそもなぜオンラインで登録できないのか・・。
そこは大事な選挙の投票と言う重大事なので情報漏洩を防ぐこともあり得るので
アナログ方式でもOKだと100歩譲るとしましょう。
それでも3か月はかかりすぎだと思います。3営業日で十分ちゃうかな・・。
どこの工程が制限要素となって時間がかかるのか誰か教えてほしい。
応援したい政党に自分が何の票も入れられないことがどこまでも悔しかったです。
皆さんはできる限りこのような悲劇を避けるように、
海外在住3か月後すぐに登録することを心からお勧めします。
在外投票する人は権利がある人全体の2%のみ!
日本の国外にいる有権者は約100万人いますが、その内たったの2%、
2万人程度しか選挙に参加していないというデータもあります。
海外の有権者が投票する在外投票については、約100万人の有権者が海外にいるにもかかわらず、在外選挙人名簿の登録率が低く、その登録をしているのがわずか10万人程度。そして2017年の選挙で投票した人は、わずか約2万人しかいない。これは海外在住の有権者数をベースに見ると、投票率はわずか2%程度しかなくなってしまっている。(※2017年の衆院選時)
https://pattayaja.com/2019/02/22/2887/
大きな視点で見ると現行の政権は投票率が上がるのを恐れています。
理由は政府は既得権益側で固定票が見込めるため、投票率が低ければ低いほど
今の政権に有利なだからです。
上記の図がその背景を物語っています。
では、どのように在外投票の登録をするのでしょうか。
日本大使館に行って、該当書類の提出、パスポートの提示、
以上です。登録を依頼する作業自体はあっという間です。実際、5分程度でした。
ただ上記は在留届が既に出されていることを前提とします。
ちなみに、その在留届というものは申請後、通常1週間の登録までの時間を必要とします。
ご参考までに外務省の説明ページです。
居住国の日本大使館にて申請が可能です。
一度発行されると、半永久的に使えます。
以上、皆様も投票ができるように今すぐ登録をお勧めします。
突然の内閣解散による衆議院選挙が起こる可能性は常にあるので、
在外選挙へのご登録を是非どうぞ。
それでもなあ・・。という方。わかります。
普段から忙しいのに面倒で平日の時間にわざわざ大使館に行くなんて面倒ですよね。
ただ、私のように急に投票したくなり慌てていっても参加できないということも
起こり得ます。
正直に言って、国政選挙に自分の票が反映されないというのは非常に寂しかったです。
自分の1票を投じれる権利を徹底的に守り、消去法でも政治家を選ぶことが
できる機会は思った以上に貴重です。
未来の自分の意思を救ってあげるつもりで、登録をお願いいたします。
以上。