詐欺や悪い人間に学ぶ情報の価値

ひでせろ
ひでせろ

悪徳業者が個人情報データを吸い取るために、訪問査定の形をとっているようです。

皆様への注意喚起です。

先日、明らかに使わない頂きもののベルトを売りに駅前の中古品買い取り業者に伺いました。

その際に聞いた話です。

結論から言うと、訪問買取型の悪徳業者は、人の家に来て査定をするのではなく、

間取りや家族構成などを含む情報を吸い上げることを目的としているそうです。

あくまで一部の悪徳業者の話です。

訪問型買い取り業者の実態(※一部)

中古品の買い取り業者の方なので、どうしてもその業界の話で気を付けるべき

業者についてのニュースが入ってくるようです。

一言でいうと彼らが欲しているのは、個人情報を含んだデータです。

これを1件いくらで別業者に横流し販売することで利益を得ています。

とても怖い話でありつつ、皆様とそのご家族の方は十分お気を付けください。

では、一体どんな情報を集めるのか。

簡潔に言います。

・家族構成

・間取り

・一日の行動スケジュール

・おおまかな資産レベル

・ペット(犬など)の有無

上記のような情報です。これらのデータは高く売り買いされているのが実態のようです。

皆様も日々のニュースで記憶にないでしょうか。

”一人暮らしの高齢者の家を狙って空き巣、強盗に入った”

という犯人の逸話です。

どうして一人暮らし、且つ、昼間におらず、資産がある程度ある

という事実を事前に知っていたのでしょう。

それはこういう業者を通じて売られているわけです。

全ての人が家に侵入するわけではありません。他には、何か高値で売りたい商品を持つ業者などが

狙い撃ちで、そのカモとなるお宅に訪問するということも考えられます。

いやー書いていて、酷い話だとつくづく思います。

どんな方法で情報を得ているのか

訪問査定の名目で家の中に入ってしまえば、もうその時点で半分業者の勝ちです。

どんな年齢層の方が、どのように暮らしているのか玄関をくぐれば見えるからです。

より詳細で緻密なデータとするために悪徳査定業者は、中へ中へ入ろうとします。

話の流れで、「それでは奥にあるタンスなども見せていただけますか」

と言われれば家の奥の間取りの実態を知ることもできます。

もしかすると金庫の位置などもチェックしているかもしれません。

また、どの時間に誰がいるのかも貴重な情報と言えるでしょう。

例えば、

「よく出かけられるのですか」

「ご家族は近くにいらっしゃいますか」

などの情報を次々に得ることで、特定の売りたい商品を特定のターゲット層に

販売することが可能です。これらが重なれば、より詳細で貴重なデータの出来上がりです。

善人なら、情報を得ることでお客様にメリットのある情報、サービス、モノなどを

提供することを考えます。一方で悪徳業者であれば発想は全く異なってくるでしょう。

例えば、高齢女性の家に、あきらかにいらない高級布団や着物、食材などを市場価格から

逸脱して販売することを考える人もいるわけです。

では、どうするか。信頼できない訪問査定は避けるしかない

善人な出張買取業者には申し訳ないですが、騙す相手もプロである以上は

簡単に見抜くことができません。

そうなると、信頼できるかどうかわからない場合は、他人を家に上げることは

避けた方が良いでしょう。

信頼置ける友人からの紹介などでは、多少マシです。

ただあくまで信じすぎず、自分の頭でじっくり判断する時間を持つことも重要です。

何度でも言いますが、これは一部の悪徳業者の話です。

ただ、こういう悪徳業者のおかげで訪問査定ビジネス全体の信頼度が下がる

ということが起こっています。

まさに「悪貨は良貨を駆逐する」パターンですね。

皆様もくれぐれもお気を付けください。

そして悪徳業者の皆さん、聞いてください。

信頼関係が崩れると二度と商売はできません。

相手にメリットのある愛のある商品販売への転向を切にお願いいたします。

その方が長い目で見れば大きく儲かり、同時に感謝されますよ。

以上。

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