映画 Inceptionに学ぶ、現代のメディアの危険性と対策

ひでせろ
ひでせろ

映画のInceptionを見て、現代のメディアの危険性を痛烈に感じました。特にテレビには気を付ける必要があります。

思考をコントロールされないために、私たちはまず一次情報、事実の確認が必要です。

映画 Inceptionとは

レオナルド・ディカプリオ主演の大ヒット映画です。

この映画は夢=深層意識内での戦いを描く映画。

相手の心の奥底に何か情報を植えることで、考え方や行動を変えさせるために

レオナルド・ディカプリオ主演の主人公が奮闘します。

「仕掛ける側にとって都合のいい考え方に深層意識から変えさせる」ための攻防があり、

それを乗り越え、Inception≒特定の考え方の注入を行う。

そんな映画です。

あくまで、映画の話だと思っていませんか。

実は現代のメディアを通じてあなたへのInceptionは日々起こっています。

何度も繰り返し同じ情報を流したり、反証を伴う意見や疑う声を一切入れずに

一方的な情報を流すことで人の考えはその方向に染まっていきます。

なぜなら、多くのニュースに対し人は情報を持たず、ただ受け入れてしまうからです。

そしてヒトは最初に聞いた情報を信じる傾向にあります。

それらのテクニックを総動員してテレビは我々に語りかけてきます。

それを経ると、深い知識や疑う心がなければ受け手の心の中は簡単に操作されてしまいます。

もしかすると、Inceptionはそんな現代社会に警鐘を鳴らすために作られた映画かもしれません。

自分のマインド、深層意識を守るためにはどうすればいいのか。

答えはズバリ、知識です。

それも偏っていない知識を常に脳内で更新し続けることで可能です。

深層意識、潜在意識を武装化、守るための知識と言えるでしょう。

特に強調したいのはメディアはプロパガンダ組織であることを理解することです。

時の政権に都合のいい情報が流れてくるのが日常茶飯事ということを意識すれば

見えてくる世界が変わってきます。

古くは太平洋戦争が終わった後にメディアが果たした役割について考えるとわかりやすいです。

戦争が終わる前日まで鬼畜米英だったのが戦争に負けてからは一挙に

日本軍の過ちに絞って報道されました。

そしてマッカーサー万歳、米軍は親切→Give me chocolateとなる。

ここには以下の視点や事実は一切無視されています。

一体、誰が戦争を誘引したのか。欧米側が仮に平和を望んでいれば、

日本への石油を止める判断が起こるのか。

そして、戦争を始める前に日本軍の暗号は全て解読されていたのに

パールハーバーはなぜ奇襲と言えるのか。

ハワイにいる戦艦、戦隊だけが知らないこと等有りうるのか。

全て時の政権が自分たちに好都合に世論を誘導したかったことが透けて見えてきます。

世論を誘導した例:ナイラ証言

皆さん、ご存知でしょうか湾岸戦争前夜の「ナイラ証言」を。

結論から言うと完全な噓八百を無垢に見える少女に語らせ、実際にはなかった非道を知らしめ

世界の世論を湾岸戦争へと駆り立てた証言のことです。

イラク軍兵士クウェートにおいて、新生児に至らしめていると涙ながらに述べたこの証言により、国際的に反イラク感情とイラクへの批判が高まり、湾岸戦争の引き金ともなった。しかし後に「ナイラ」なる女性は存在せず、クウェート・アメリカ政府の意を受けた反イラク扇動キャンペーンの一環であったことが判明し、今ではプロパガンダの一例としてしばしば採り上げられる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%A9%E8%A8%BC%E8%A8%80
ナイラ証言 - Wikipedia

上記Wikipediaからの引用です。

全米のテレビでイラク兵の非道ぶりを泣き叫んだこの少女は生まれた時からアメリカ在住で、

クウェートには一度も行っていないというオチもついています。

ナイラとされた少女は、クウェート政府およびアメリカ政府の支援を受けて行われた反イラクプロパガンダの一環で、事実と異なる情報を提供していたことが判明しました。

この出来事は、情報の操作やプロパガンダが国際政治においてどれほど影響力を持つ可能性があるかを示す重要な事例の一つとなりました。

このようにすっかり世界中の人は騙されました。

はっきり言えるのは、これからも同じ手法で騙されます。

それはヒトの認知というのは残念ながらコントロールしやすいものだからです。

ヒトラーの言葉:「大衆は小さな嘘には気づくが、大きな嘘には気づかない」

大衆の操作は意外に容易であるというのが事実です。

世の中の専門家は導きたい結論ありきで説明を行います。

2020年から始まったワクチン神話やロックダウン、マスクの効果は

統計的、科学的に見て、実際には何の効果もありませんでした。

それを後になってわかったようなことを言う専門家ばかりです。

しかし気づいたときには時すでに遅し。人々はもうワクチンは接種し、マスク生活、

家から出ない生活を2年間続けた後でハシゴを外されます。

まさにヒトラーの言う通り「大衆は小さな嘘には気づくが、大きな嘘には気づかない」

というのは真理。

また、重要なのは人は最初に聞いた情報を真実であると信じやすいということ。

そのため、Breaking newsは第一報で「どちらかが悪い」などとバイアスを加えて報道を行う。

そして一度、世論が傾いてしまえばそこから変わることは難しい。

なぜなら人は最初に聞いた報告を真実だと取るためです。

ではどうすればいいのか。事実や反対側の意見に耳を傾けること

事実を再確認すること。

一方的な報道に疑問を持ち、専門家の情報を鵜呑みにせず反証の機会を

自分の心に常に持ち続けること。これだけで随分違います。

Inception内でも深層意識を武装化して、守備が固められる相手に苦戦しています。

映画なので、もちろん最終的には成功しますが、イメージとしては

そのような対応を取ることで、都合よく騙されることを防げるでしょう。

マインドの武装化に、本 FACTFULLNESSがお勧め

自分の認知の歪みを知る上で本のFACTFULLNESSは非常に有効な本です。

なぜかと言えば、この本では今までテレビで散々煽られてきた希少動物が実際は

生息数を増やしていたり、温暖化の事実に向き合うと自然界でのCO2排出量が実は最も大きい等

という事実を知れるからです。

心の中の「アレ?」を増やし、「ニュースは間違っているかもしれない」と

認識を改めれば世の中の見え方が変わってきます。

つまり1次情報、実際の数字を知ることで見方は変わってくるわけです。

これは潜在意識の変更をかけようとする勢力に対する武装化とも言えます。

常識と言われているものを疑い、常に事実を問う姿勢を持つ

日本は科学技術立国を目指しています。

科学=サイエンスはまず疑うことから始まります。

それが事実に真摯に向き合うことです。

そうして潜在意識を強化していきましょう。

あなたが今まで信じていたことは実は間違っているかもしれません。

ここで潜在意識武装化のためのお勧めの事実を2つほど。

・ツバルは国土面積を増やしています。

「115年前から32ヘクタールも拡大」温暖化で沈むはずのツバル諸島の面積が増えているという不都合な事実 人口増加と環境汚染という「ローカルな要因」 (2ページ目)
2018年2月の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された研究論文によると、この40年ぐらいの間に、ツバルの国土面積は拡大していたのである。これは、ニュージーランドのオークランド大学の研究チ…

・シロクマは頭数が回復している。そして、約600kmを超えて泳げる。

シロクマはじつは増えている
(英 Global Warming Policy Foundation(2019/12/05)より転載 原題:「TWENTY GOOD REASONS Not to worry about polar bears: an
ホッキョクグマ、687キロを泳ぐ
1頭のメスのホッキョクグマが、これまで知られていた中では最長となる連続9日間、687キロの海中移動を行ったことが、最新研究により明らかになった。687キロといえば、東京-函館間の直線距離に相当する。

いかがでしょうか。

事実として水面上昇は起こっていてもツバルの面積は砂の堆積で増えています。

そしてシロクマは増えています。

他にも溶けた氷河の上で流されて可哀そうなシロクマが映像でよく流れます。

シロクマさん、全然焦っていないのです。もし、命にかかわるのであれば

すぐさま海に飛び込んでいくのではないでしょうか。

実は全く心配ありません。600㎞(東京ー大阪間ぐらい)も泳げるからです。

一端ではありますが、メディアの一方的な情報統制を感じられたでしょうか。

皆様のご参考になれば幸いです。

以上。

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